重宝な江戸小紋

先日、江戸小紋の万筋の着物の写真をアップしましたが、
生徒さんから、「江戸小紋って「小紋」なんですよね?」
と質問がありましたので、今日は江戸小紋について綴ってみたいと思います。

江戸小紋は、細かい文様を切り抜いた小紋型を用いて、
一色で染める「型染め」の一種です。

江戸小紋の中でも「鮫」「行儀」「通し」「大小霰」「万筋」は
「江戸小紋五役」と呼ばれて、名前こそ「小紋」とついていますが、
紋を入れて袋帯と合わせれば、結婚式や入・卒業式、
お茶会などの格式のある場で、略礼装として着ることかできます。

また、紋を入れなければ、小紋同様、名古屋帯や洒落袋と合わせて、
普段着の着物として楽しむこともできます。

・「鮫」(さめ)   鮫の鱗文様
same.jpg

・「行儀」(ぎょうぎ)   小さい丸文様
gyogi.jpg

・「通し」(とおし)   小さい四角文様
toshi.jpg

この三つは、江戸小紋を代表する文様で「江戸小紋三役」と呼ばれています。
「鮫小紋」は、どなたもよくご存知なのではないでしょうか。
中でも「極」と名づけられたものは、3㎝四方に900個以上の穴があけられいて、
最も「格」が高いものとされています。
「極鮫」なんて、その言葉の響きさえ、恐れ多いような・・。

三役に次いで代表的な文様が、

・「大小あられ」
arare.jpg

・「万筋」(まんすじ)  縞文様
mansuzi.jpg

これら5つの江戸小紋が「江戸小紋五役」と呼ばれています。
江戸小紋が一枚あれば、様々なシーンに活用できるので、
色無地同様「呉服屋泣かせ」の重宝な着物です。
実際、遠目に見ると、色無地にも見えますね。

さて、ここからは、個人的な感想になるのですが・・・、
紋を入れて略礼装として着ることができるとは言え、
結婚式や披露宴になどの華やかなお祝いの場では、
訪問着や附下などをお召しになるほうが、
お祝いの場にふさわしく、場が華やぐように思います。
特に、お若い方が、そのような華やかな場で
紋入りとはいえ、江戸小紋をお召しになるのは、
その若さ、美しさが勿体ないですよ!
豪華な振袖や訪問着の横では、いくら帯が豪華でも、
やはり見劣りしてしまいます

逆に、既婚者がお子さんの入・卒業式に列席する場合や、
わびさびを重んじるようなお茶席では、
落ち着いた雰囲気がその場にしっくり馴染むように思います。

もし、紋を入れて略礼装としてお召しになるなら、
万筋などの粋な縞柄よりも、
鮫のような、より格の高い「江戸小紋三役」に、
染め抜きの一つ紋を入れられることをお勧めします。








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