究極のチラリズム

先日、スポーツ選手の方たちの美しい着物姿をご紹介しましたが、
普段どんなに活発な女性でも、ひとたび着物を身に纏うと、
そこはかとなく色香が漂い、女っぽい雰囲気に包まれるから不思議です。

人の内面からにじみ出るものを変えてしまう、
着物にはそんな不思議な力がありますよね。
もちろん、着物を着ることで、
動きに制限が加わり、否応なしに所作がしっとり、
しとやかになることも、その理由の一つだと思いますが、
さらに、着物姿が艶っぽく感じられるのは、
チラリズムのなせる業ではないでしょうか。

物事なんでもそうですが、
見えすぎてしまう・・というのは、
なんだか品がなく、興醒めなものです
洋服でも見せてはいけない物をチラチラさせるのは、
それが意図的なものであったとしても、
美しく見えるか、だらしなく映るか、その塩梅がとても難しい。

これがひとたび着物となると、
着物初心者であろうが、着物上級者であろうが、
チラリズムは美学となり、人の心を掴んでしまいます

襟元の半襟の少しの白。
あるいは刺繍、時には色で。
着物の下に着ているものを想像させる。
伊達襟(重ね襟)にいたってはその幅2㎜。
その存在たるや、言うに及ばずです。

抜き襟からチラリと覗く白いうなじなどは、
色っぽさの最たる部分ではないでしょうか。
お手入れの難しい部分ですが、着物を着るならぬかりなく。
背の高い男性からは丸見えですよ~~

袂や袖口から覗く長襦袢。
意識せずとも、人目につきます。
着物との色、柄の取り合わせで、
上品にも、粋にも着こなしの幅が広がりますね。

足元のチラリズムは、何と言っても八掛でしょう。
着物にどんな八掛をあわせるか悩むのは、
美しいチラリズムを意識しているからこそ。
歩くたび、ほんの少し翻る八掛は、
その色で着物の雰囲気さえも変えてしまいます。
訪問着などは、共八掛といって、
表生地と同じ素材で、刺繍や絵付けが施されていますよね。
人に見られることを大前提としたチラリズムの美学です。

階段を上がるときなど、足袋の上から覗く足首には、
女性でもついつい目が行ってしまいますよね
浴衣ならともかく、着物で生足が見えてしまうのは、
その言葉とおり、あまりに生々しすぎることもありますので、
改まったお席や礼装の着物には、身だしなみの一つとして、
膝下の着物用ストッキングを履かれることをオススメします。
チラリとする部分をさらに薄物で覆う慎ましさ。とでも申しましょうか

それにしても、なんとまぁ、
着物とは、あちらこちらをチラチラさせる衣装なのでしょう。
しかも、そのどれもが、奥ゆかしく慎ましやか。
色っぽくないはずがありません。
これぞ、究極のチラリズムです。
品よく、慎ましやかにお楽しみくださいませ。











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まとめ【究極のチラリズム】

先日、スポーツ選手の方たちの美しい着物姿をご紹介しましたが、普段どんなに活発な女性でも、ひとたび着

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