ふくら雀 は親の願い

11月も半ばになると、
年賀状の案内やら、お節料理の予約広告やら、
世間では、もうお正月準備が始まっているようで・・・。
なんだか気忙しいですね。

実は、我が家には今年二十歳になった息子がおりまして。
年明けには成人式を迎えるわけなんですが、
羽織袴を着せてみたいと思う親心をよそに、
「スーツで十分」などと申しますのですよ。
息子とは、なんと味気ない
これが娘なら、振袖を着せて可愛い帯結びをしてと、
親にとっても、何かと楽しみなことがあるのですが・・。

私も遠い昔、祖母に振袖を買ってもらったのを思い出します。
当時、振袖の帯結びと言えば「ふくら雀」が定番でした。
今は、振袖の帯結びもホントに華やかになりましたね~~。
凝りに凝った帯結びは人目も引いてとっても豪華。
でも、よくよく見ると「ふくら雀のアレンジ」だったりするんですよ

きの和装学苑でも 「本科」カリキュラムで、
「ひらきつのだし」という名前の、
三枚羽根のふくら雀をご指導しています。
hiraki-tsunodashi.png

羽根が三枚になると、とっても豪華になりますね

「ふくら雀」とは、ふっくら太った雀のことを言うのですが、
漢字で書くと「福良雀」。なんとも縁起の良い文字ですよね。
実はこの「福良雀」、娘を思う親心が込められているんです。

昔、お百姓さんにとって、雀は田んぼのお米を食べに来る、
あまり有難くない存在だったようですが、
豊作の年には、雀が食べる程度のお米に、
そんなに目くじらを立てなくても良いじゃないかと、
お百姓さんも太っ腹な気持ちになるわけです。
つまり、太った雀は「豊かさ」の象徴だったんですね。

その「豊かさ」の象徴である「ふくら雀」を
娘の背中に背負わせて成人を祝うんです。
娘が食べるものに困らずに、豊かな一生をおくれますようにと、
そんな親の願いが「ふくら雀」には込められているんです。
謂れを知れば「ふくら雀」が
どれほど縁起の良い帯結びかわかりますね。

前結びなら、ご自分で「ふくら雀」が結べますよ。
ご両親から贈られた振袖をご自身の手で着ることができるなんて、
なんてステキなんでしょう
ご両親もさぞかし感激されることでしょう・・・。

はぁ~~~そんな感激とは無縁の私・・・。
生徒さんのご指導に精を出すといたしましょう














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Author:谷内
宇治と京都市内で、きの前結びの着付け教室を開いています。
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