黒紋付きと喪服

先日の講師研修会では、純庵先生こと、
中塚一雄氏をお迎えし、
「和学」について学ばせていただきました。

着物に関する基本的知識・・・
着物の文様や紋について、
冠婚葬祭の着物について等々、
きものまつわる豆知識や雑学など。
知っているようで知らなかったこと。
なるほど、そうだったのか・・。の連続でした。

今日は、その中でも、
あぁ、勘違い「黒紋付きと喪服」のお話。
普段何気なく使っている「喪服」という言葉。
そう、あの黒無地に5つ紋の着物です。
私も、ずーっとあれは「喪服」だと思っていました。
ですが・・「喪服」などという着物は存在しないのですよ

黒無地に5つ紋の着物は、正しくは「黒紋付き」と言うのです。
そして、この「黒紋付き」に「黒無地の名古屋帯」と、
「黒の帯締め・帯揚げ」を組み合わせた時に「喪服」となるんですね。
つまり、黒紋付きを仏事で着た時に「喪服姿」となるわけです。

ということは・・・
黒紋付きを着るのは、必ずしも仏事の時だけではないということです。
昔は結婚式で媒酌人や親族の方たちは、「五ツ紋の黒紋付」に錦の袋帯だったそうです。

例えば現在でも、宝塚歌劇団やその他の学校などでは、
「五ツ紋の黒紋付に袴」という伝統的な装いで卒業式が行われています。
言われてみれば、あー、そうだ。と思いますが・・・。

普段、何気に「喪服」という言葉で呼んでいた「黒紋付き」。
お目出度い席でも着ることができる「第一礼装」の着物だったんですよね。
だからこそ、「良い黒」の高品質なものを選ぶようにと言われるんでしょうね。

純庵先生には、これからは「喪服」という言葉は使わないで、
縁起の良い「黒紋付き」という言葉を普段から使い慣れておきましょう。
お目出度い席で「喪服」なんて言葉を口にしてしまわないように。
と教わりました。
うちのタンスの中にあるあの着物は「黒紋付き」だったんだ・・・。

実際には、お目出度い席で黒紋付きを着る機会のある人は、
そう多くはないかもしれませんが、
何も悲しみごとを主軸に考える必要はないですよね。

皆さんも、これからは縁起の良い「黒紋付き」と言う言葉を
是非、普段から意識して使ってみてください

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Author:谷内
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